Note: This is a Japanese translation of an Adobe Experience League Knowledge Base article. Click this link for the original English version.
【目的】
Package Managerでパッケージをインストールする時、事前に既存ノードのバックアップとしてパッケージのスナップショットを作成し、パッケージをアンインストールする時に使用されます。
このスナップショットは/etc/packages/<パッケージグループ名>/.snapshot/<パッケージ名>-<バージョン>.zipとして作成されます。
スナップショットが巨大になったり、古いスナップショットが溜まったりすることで、パフォーマンス問題が発生するリスクがあります。
本記事では、スナップショットに起因する問題を防ぐ方法を説明します。
【環境】
AEM as a Cloud Service、AEM 6.5
【対応方法】
・定期的に古いスナップショットを削除する
スナップショットは自動的に削除されず、リポジトリ内に蓄積されていきます。
定期的に/etc/packages/<パッケージグループ名>/.snapshot配下を確認し、不要になった古いバージョンのスナップショットを削除してください。
スナップショットを削除すると、そのバージョンのパッケージのアンインストールが出来なくなりますが、削除は行えます。
・パッケージのフィルタを調整する
スナップショットはパッケージのフィルタに指定されている既存ノードをバックアップします。
新しくインストールするパッケージに含まれているコンテンツが少なくても、指定したフィルタが広範囲の場合、スナップショットのサイズが巨大になり、パッケージのインストールに時間がかかることがあります。
パッケージに含まれていない上位のパスをフィルタから除外してください。
広範囲のフィルタの例(filter.xml):
<filter root="/content/dam" mode="merge"/>
この例では、/content/dam 全体がスナップショットの対象です。
パッケージに含まれる必要なパスのみに絞ってください。
・パッケージのインストール時に「Extract Only」オプションを指定する
「Extract Only」オプションを指定すると、スナップショットを作成しません。
パッケージのアンインストールが出来なくなりますが、削除は行えます。
<留意事項>
・上記は以下記事の抄訳/翻訳となります。
KB記事タイトル(英語). Adobe Experience Manager: How to avoid package snapshot issues, Jun 23, 2023, https://experienceleague.adobe.com/docs/experience-cloud-kcs/kbarticles/KA-22341.html, (参照 2023-06-27).
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