ブラウザ Cookie に関するアップデート: Marketo/RTP への影響範囲
※2021年7月12日追記:こちらにCookieに関する最新の文書を公開しました
本記事はこちらの英語版の翻訳になります。
変更の内容とは?
2019年2月21日、WebkitはSafariのIntelligent Tracking Prevention(ITP)の新リリース(ITP 2.1とそのすぐ後にITP 2.2としてリリース済み)を発表しました。ITP 2.xでは、すべての永続的なクライアント側 Cookie、すなわちdocument.cookieを介してJavaScriptで作成された非セッションCookie は、7日または1日の有効期限に上限が設定されています。 Mozilla Firefox と Google Chrome もこれらの新しいポリシーに準拠する意向を表明していますが、詳細や日付は公表されていません。
Web Personalization にどのような影響を与えるのでしょうか?
これらのCookie ポリシーの変更の結果、お客様のドメインへの最初の追跡訪問から7日後に、既存のバージョンのRTP JavaScriptで作成されたSafari(または将来の影響を受けるブラウザのバージョン)を使用している訪問者のRTP Cookie の有効期限が切れ、それ以降の訪問では新しい訪問者として追跡されるようになります。
RTP Cookie はどのように動作するのか?
rtp.jsが読み込まれたページへの初回訪問時に、Marketo Web Personalizationで新しい匿名のレコードが作成されます。このレコードの主なキーは、ユーザーのブラウザで作成されるtrwv.uid というCookie値になります。キャンペーン、リッチメディア、レコメンデーションバーでのその後のアクティビティはすべてこの匿名レコードに対して記録されます。Web Personalizationレコードを Marketo の既知のレコードに関連付けるためには、以下のいずれかの方法を使用する必要があります。
- Marketoのトラッキングリンク付きメールからリンクをクリックすることで、クエリ文字列にmkt_tokパラメータが指定されたMunchkinトラッキング有効なページにアクセスする
- Marketoフォームに入力して送信する
- REST API の Associate Lead コールを実行する
これらのアクションのいずれかが完了すると、Cookie とそれに関連するすべてのウェブアクティビティが既知のレコードに関連付けられます。
MarketoはどのようにITPの仕様に対処する予定ですか?
Marketoは、HTTPレスポンスを介してSet-CookieヘッダーでRTP Cookie を設定できるようにする新しいウェブサービスを実装し、JavaScriptを介してCookie を設定する際に課せられる7日間の有効期限の上限を回避できるようにする予定です。
これらの更新を利用するために何か作業をする必要がありますか?
ITPの Munchkin アップデート(前回のリリースでロールアウト済みです)の一部として変更点を取り入れている場合は、何もする必要はありません。
詳細はこちらのリンクを参照してください: https://nation.marketo.com/t5/Knowledgebase/Browser-Cookie-Updates-How-Marketo-Munchkin-Is-Affected/ta-p/251524 (英語のみ)
それ以外の場合は、以下の手順に従ってください:
より大きな有効期限とトラッキング機能を利用するためには、以下の設定を行っていることを確認してください。
- ランディングページのCNAME 設定
- ランディングページのSSL化(例:HTTPS)
- 外部ページの場合は、追跡する外部ドメインに一致するトップレベルドメイン(TLD)を持つランディングページドメインまたはドメインエイリアスを設定している必要があります
- 例えば、www.example.com のドメインに追跡対象ページがある場合、munchkin.example.com のように example.com のサブドメインである LP ドメインまたはエイリアスを設定しておく必要があります
何もしないとどうなるのですか?
同じドメイン上のセッション間でユーザーを追跡するRTPの機能は、訪問者が使用しているブラウザとブラウザのバージョンに基づいて、ITPによって1日または7日に制限されたままです。この投稿の時点では、これはSafariブラウザを使用している訪問者にのみ影響しますが、ChromeとFirefoxはそれぞれのバージョンで対応する可能性があります。
対応策はいつから使えるようになりますか?
すべてのお客様には、2020年6月のMarketoリリースで対応策が提供される予定です。
以前のリリースに含まれていたITPのMunchkin アップデートのリンクを参照してください。
https://nation.marketo.com/t5/Knowledgebase/Browser-Cookie-Updates-How-Marketo-Munchkin-Is-Affected/ta-p/251524(英語のみ)
Google Chromeアップデート(2020年2月)
Googleは最近、Chromeブラウザが2年以内にすべてのサードパーティのCookie をブロックすると発表しましたが、MarketoはファーストパーティのCookie を使用しているため、サードパーティのCookie に関する今回のアップデートはMarketoのトラッキングには影響しません。サードパーティCookie全般と、サードパーティCookieの使用を制限する業界の動きに関して、Experience Cloud Solutions 全体でのアドビの考え方については、以下の記事を参照してください。