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YuyaIshii
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May 27, 2025

Marketo JP TIPS: CRM同期フィールドの再構成(リマップ)について

  • May 27, 2025
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この記事の対象者

本記事は、以下の方を対象としています。

・MarketoとSalesforceまたはMicrosoft Dynamics(以下、CRM)を連携して運用されており、
 CRM側のフィールド変更やデータ移行などに伴い、同期構成の見直しや対象フィールドの再設定を検討されている方
・Marketo側の運用変更により、CRMとのフィールド同期先の変更を行いたい方

本記事の内容

本記事では、以下の内容をご案内します。

・フィールドリマップの概要と目的
・作業にあたっての前提条件と準備
・リマッピングの進め方と注意点
・よくある質問と実務上のアドバイス

フィールドリマップとは

MarektoとCRM間ですでに同期されているフィールドのマッピング関係を変更(再構成)する操作です。
Marketo側で作成されたフィールドに既に使用者が存在している場合、CRMから同期されたフィールドとマージすることはできません。
フィールドリマップを行うことで、CRM項目を別のMarketoフィールドにマッピングすることが可能です。

※下記は「マーケティングメール受信可 (L)」フィールドのCRMフィールドマップを、「マーケティングメール受信可」フィールドにマッピングをした例となります。

 

 

リマッピングの主な特徴

・作業はMarketoサポートが実施します
・作業中、CRMとの同期は一時停止されます
・リマップ後もMarketo側の両フィールド(例:XYZとXYZ (L))は残ります
・不要なフィールドは非表示設定にすることで管理上の混乱を防げます
・マージとは異なり、使用中のフィールドでもリマッピングは可能です、フィールド使用者を削除する必要はありません

フィールドマージとフィールドリマップの違い

 
項目 フィールドマージ フィールドリマップ
操作の目的 フィールドを統合 CRMとのマッピング関係を変更
使用中フィールドの扱い 使用者があるとマージ不可 使用中でも変更可能
勝者・敗者の指定 必須 :勝者が残り、敗者はマージされる 不要
使用可能なフィールド カスタムフィールドのみ対象 標準とカスタムフィールドのいずれも対象
実施前の要件 ・同じデータタイプ(例:ブール値、文字列など)の必要あり
・同じオブジェクト(リード、取引先責任者など)に属している
・いずれも「カスタムフィールド」である
・統合対象のうちフィールドに使用者(フォーム、スマートキャンペーン等)が存在しないこと

・対象フィールド名
・再マッピング先のAPI名
・同じデータタイプ(例:ブール値、文字列など)の必要あり

推奨される場面 ・フィールドが複数存在し、重複を解消したい場合
・使われていない古いフィールドを統合して、フィールド構成を整理したい場合
・CRM 側のフィールド構成や項目名が変更され、Marketo 側のマッピング先を切り替える必要がある場合
・マージができない場合
その他の特徴 敗者フィールドはマージされる

両フィールドとも残る 不要な場合は非表示で管理


補足説明

マージは、複数のフィールドをまとめて管理をシンプルにできる方法です。構成の整理に有効ですが、削除対象のフィールドが使われている場合は、使用をすべて解除する必要があります。

リマップは、使用中のフィールドでも対応可能で、柔軟にマッピングを変更できます。ただし、不要なフィールドが残るため、構成が複雑になるおそれがあり、今後の運用も考慮して判断することが重要です。

典型的なユースケース

例えば、Marketoにのみ存在するカスタムフィールドが、長年にわたり運用されてきた場合を想定します。
このフィールドをCRMでも利用したい場合、次の手順が考えられます。

  1. CRMのリードまたは取引先責任者オブジェクトに新しいフィールドを作成

  2. 自動同期によりMarketoにフィールドが作成される

  3. Marketoサポートに連絡し、既存のMarketoフィールドを新しいCRM項目に再マッピングする

この方法により、既存のMarketoフィールドをそのまま利用しつつ、CRMとの同期が可能になります。

リマッピングの前に必要な準備

  • Marketo の既存フィールドに格納されているデータは、必ず事前にエクスポートしてバックアップを取得してください。

  • CRM 側の新フィールドには、必要に応じて既存データを手動で移行してください。

  • Marketo 側のフィールド名およびCRM 側の API 名を明記のうえ、後述の「リマップの依頼方法例」に沿ってサポートまでご連携ください。

リマッピング後に注意すべき点

リマッピングが完了しても、MarketoからCRMへ自動的にデータが送られるわけではありません。
CRM側で該当フィールドの値を更新しないと、Marketoの値が「空白」に上書きされるリスクがあります。
これを防ぐには、CRMのデータローダーでCSVをインポートしCRMのデータを明示的に更新してください。

リマッピングの制限事項

・フィールドタイプは同一である必要があります(例:文字列/文字列、日付/日付)
・1つのMarketoフィールドには、CRMオブジェクトにつき1つのフィールドのみマッピング可能です
・CRMのフィールド1つは、CRM内の1つのフィールドにしかマッピングできません
・MarketoとCRMのリマップでは、特定の構成において、すでにリードオブジェクトと取引先責任者オブジェクトの両方にマッピングされているフィールドが存在する場合、別のフィールドへのマッピングの入れ替えが直接行えない制約があります。

たとえば、既存のMarketoフィールドAが、リードと取引先責任者の両方にCRMフィールドAとしてマップされており、新たにMarketoフィールドBにCRMフィールドAをマップしたい場合、既にマッピング済みの構成があるため、直接のマッピング変更ができません。このようなケースでは、一時的にデータの受け皿となる“中継用フィールド”を用意し、段階的にマッピングを切り替える必要があります。

リマップの依頼方法例

Marketoサポートに依頼する際は、以下のような情報を含めてください。


■現在の設定:

表示名:マーケティングメール受信可 (L)
タイプ:ブール値
API 名:MarketingMailOptIn__c
CRM フィールドマップ:MarketingMailOptInLead__c(SFDC リード)
使用者:なし

表示名:マーケティングメール受信可
タイプ:ブール値
API 名:MarketingMailOptIn
CRM フィールドマップ:MarketingMailOptIn__c(SFDC 取引先責任者)
使用者:あり

■変更後の設定(リマップ適用後):

表示名:マーケティングメール受信可 (L)
タイプ:ブール値
API 名:MarketingMailOptInLead__c
CRM フィールドマップ:なし
使用者:なし

表示名:マーケティングメール受信可
タイプ:ブール値
API 名:MarketingMailOptIn
CRM フィールドマップ:MarketingMailOptInLead__c(SFDC リード)
MarketingMailOptIn__c(SFDC 取引先責任者)
使用者:あり

本作業にあたっては、SFDC同期を一時的に停止する必要がございます。
作業はサポート窓口の対応時間内での実施が可能です。
同期停止が可能な日時をいくつかご提示ください。
基本対応時間は、土日祝日を除く平日の9:00〜17:30となっております。


以上が、フィールドリマップに関する基本的な情報と注意点です。
ご不明な点があれば、Marketoサポートまでお気軽にお問い合わせください。