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Sarah_T
Adobe Employee
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October 1, 2021

Apple iOS 15のプライバシー対応がAdobe Marketo Engageに与える影響について

  • October 1, 2021
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本記事はこちらの英語版の翻訳になります。

 

Apple iOS 15のプライバシー対応がAdobe Marketo Engageに与える影響について

Apple社は先日、今後リリースされるiOSおよびmacOSに、第三者からのデータ保護を目的とした新機能を搭載することを発表しました。(iOS 152021年9月21日に正式リリースされました)潜在的な影響に関するFAQは、Adobe Experience League(英文)に掲載されています。(FAQAdobe Campaignのカテゴリ配下に記載されていますが、内容は製品共通となっています。)また、Adobe Marketo Engageに特化したFAQを以下に掲載します。まだリリースから日が浅いため、以下の情報の多くは推測の域を出ません。詳細が分かり次第、最新情報を掲載する予定です。

 

Adobe Marketo Engageでのメール開封トラッキングに影響はありますか?

影響を与える可能性が非常に高いです。初期の検証報告によると、Marketoのメールに含まれる開封追跡ピクセルがメールの開封有無に関わらず、バックグラウンドプロセスとしてダウンロードされる可能性があります。メールを開封していないにも関わらずメール開封がトラッキングされてしまう可能性があり、メール開封数が人為的に増えてしまう可能性があります。また、メール開封アクティビティが生成されるタイミングは、実際の開封とは異なる可能性があるため、開封タイミングの記録に関しても影響を受ける可能性があります。 

 

Adobe Marketo Engageでのメールリンクのクリックトラッキングに影響はありますか?

リンクのクリックトラッキングが影響を受けることはないと思われます。

 

Adobe Marketo Engageのどの製品分野が影響を受ける可能性がありますか?

Adobe Marketo Engageに影響を与える可能性のある分野を簡単にご紹介します。

ネイティブのメールアプリではメールの開封状況が正確に把握できない可能性があること、ネイティブのメールアプリとSafariブラウザによってユーザーのIPアドレスが変更されることを想定し、以下のような影響が出る可能性があると考えています。

 

アクティビティ

メール開封アクティビティにどのような影響があるかを予測することは困難ではありますが、例えば、メールが実際に開封されていないにもかかわらず、開封トラッキングピクセルのリクエストが発生した場合、メール開封数が過剰にカウントされる可能性があります。また、開封トラッキングピクセルのリクエストの時間が、実際にメールが開封された時間と異なる可能性もあります。さらに、「クライアントIPアドレス」属性を含むアクティビティがありますが、これが以前ほど正確ではなくなってしまう可能性があります。(ウェブページ訪問、フォーム入力、リンククリック、メール購読解除)

レポーティング

メールの開封は、開封トラッキングピクセルを有効にしなくても、メールリンクのクリックによって推測することができますが、レポートに影響が出る場合があります。メールパフォーマンスレポートの「開封」、「開封率」、「開封済みのクリック率」の列には、正確性に欠けるデータが含まれる可能性があります。また収益エクスプローラにある Email Analysis レポート の開封関連の指標やフィールドにも、正確性に欠けるデータが含まれる可能性があります。 

A/Bテスト

開封数を勝者基準として使用した場合に、正確なメール開封数のトラッキングに依存しているため、テスト結果に影響が出る可能性があります。

ウェブパーソナライズ

「ロケーション」および」と「業種」の企業特性ウェブセグメントが、以前のように一致しない場合があります。これは、セグメントの属性を、クライアントのIPアドレスを使用して取得しているためです。

推定項目

クライアントのIPアドレスがそれほど正確に取得できなくなってしまう可能性があるため、推定項目に影響が出る可能性があります。例えば、受信者のタイムゾーンでの配信では、推定された項目を使用してタイムゾーンを計算することができます(既知のロケーション項目が入力されていない場合のフォールバックとして)。また、リードとアカウントのマッチングでは、マッチングロジックに推定された会社名フィールドを使用することもあります。そのため、これらの機能でも影響が出る可能性があります。

 

Adobe Marketo Engageのユーザーとして、この変更に備えて今できることは何ですか? 

  • 前述の製品分野の使用状況を見直し、潜在的な影響を評価する。
  • メールの開封率への依存度を減らす。
  • エンゲージメントを測定するために、クリック以降のアクティビティに注目する。メールキャンペーンの成功をどのように測定しているか、メールの開封率が全体的な手法にどのように適合するかを考える。
  • デバイスやOSのデータを収集し、潜在的な影響を把握する。このためには、メールインサイトやスマートリストを利用することができます(詳細はこちら)。

Adobe Marketo Engageのユーザーとして、今後どのようなことを考慮すべきでしょうか?

メールの開封率は、メールキャンペーンの成功を測るための最も重要な指標ではありません。メールは、お客様をランディングページに誘導し、フォームへの入力やその他のアクションによってコンバージョンにつなげるための手段なのです。ウェブページへの訪問、リンクのクリック、フォームへの入力が、評価すべきアクティビティです。 

 

多くのIPアドレスは、実際のユーザーではなくインターネットサービスプロバイダのデータを返すため、クライアントのIPアドレス検索に基づく地理的および企業特性データは完全には正確ではありません。また、IPアドレスを検索しても、まったくデータが得られない場合もあります。このような場合には、第三者によるデータエンリッチメントサービスを利用することを推奨します。

 

プライバシーに関する変化は、これまでのメールのあり方を大きく変えようとしています。プロキシ、位置情報、ブロックされたメールの開封などの変化は、メールの測定に新たな課題をもたらしています。以下に、これらの課題に対処するために役立つメールデリバラビリティ(メール配信到達率向上)のリソース(英文)をご紹介します。

 

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