夏時間の開始/終了に伴う問題と対策について
夏時間の開始や終了は日本にいるお客様にとってあまり馴染みがないイベントになりますが、Marketo Engage サーバーは夏時間の影響を受ける米国中部標準時のタイムゾーン (CST/CDT) で稼働しているため、日本標準時のタイムゾーン (JST) で Marketo Engage を使用していると問題が発生してしまう場合があります。
米国中部標準時の夏時間におけるタイムゾーンは CDT となり、日本標準時 JST との時差は 14時間になります。夏時間が終了するとタイムゾーンは CST となり、日本標準時 JST との時差は 15時間になります。
夏時間が開始されるタイミング
3月の第二日曜日 2:00 に標準時から夏時間に切り替わります。夏時間を採用している地域では、2:00 になると時計を1時間早めて 3:00 をセットします。
米国中部時間のタイムゾーンでは、日本時間 (JST) に換算すると3月の第二日曜日 17:00 に標準時から夏時間になります。
夏時間が終了するタイミング
11月の第一日曜日 2:00 に夏時間から標準時に切り替わります。夏時間を採用している地域では、2:00 になると時計を1時間戻して 1:00 を再度セットします。
米国中部時間のタイムゾーンでは、日本時間 (JST) に換算すると11月の第一日曜日 16:00 に夏時間から標準時に戻ります。
夏時間終了時に発生する事象1
毎週日曜日 16:00 のスケジュールでバッチキャンペーンを保存すると、実行時刻が1時間前倒しになり 15:00 のスケジュールでキャンペーンが実行されます。
(スケジュールを作成するのは夏時間だが、スケジュールの開始は標準時の場合)
2021 年は 11/7 (日) に夏時間が終了したため、初回実行日の 11/7 以降のスケジュールがすべて 1 時間早く 15:00 に設定されました。


夏時間終了時に発生する事象2
夏時間が終了する日以前から、毎週日曜日 16:00 にスケジュールしているバッチキャンペーンは夏時間が終了する当日に限り 15:00 で実行されます。
(スケジュールを作成するのは夏時間だが、スケジュールの開始は夏時間と標準時が混在する場合)
2021 年は 11/7 (日) に夏時間が終了したため、当日 11/7 のスケジュールのみ 1 時間早く 15:00 に設定されました。


事象 1、2が発生する条件
上記の画像サンプルでは 16:00 を指定していますが、16:00 - 16:59 の時間帯に稼働するようなスケジュールでも同じ問題が発生します。
つまり、16:15 や 16:30、16:45 などの時刻でスケジュールされたバッチキャンペーンも1 時間早く 15 時台に設定される点に注意してください。
事象 1、2の回避策
16:00 - 16:59 以外の時刻ではこの問題は発生しないため、夏時間終了の影響を受けないように、日曜日のバッチスケジュールでは 16:00 - 16:59 の時間帯を避け、15:59 以前や 17:00 以降の実行スケジュールをご指定ください。
夏時間終了時に発生する事象3
エンゲージメントプログラムのケイデンスで月に一度だけ稼働するようスケジュールされているのに、連日キャストされてしまう場合があります。
既に稼働しているケイデンスのスケジュールを編集する場合「最初のキャスト」で時間を変えずに日付だけを変更してしまうと、変更前のスケジュールが削除されずに残ってしまう場合があり、新しいスケジュールと重複するため連日キャストが実行される結果となります。
事象3が発生する条件
・標準時に既に稼働しているケイデンスのスケジュールを編集する際「最初のキャスト」で夏時間の日付を指定した場合
・夏時間に既に稼働しているケイデンスのスケジュールを編集する際「最初のキャスト」で標準時の日付を指定した場合
事象3の回避策
この問題が発覚すると、該当ストリームの表示が「Day After 各月の第3火 | 11:00 JST」のように「Day After」が表示されます。
ストリームで「Day After」が表示されている場合は、「ストリームケイデンスの設定」を開き「最初のキャスト」の「日付」と「時間」をそれぞれ変更して「各月の第3火 | 11:00 JST」表記となるように再保存してください。
再保存しても「Day After」が消えない場合はサポートケースにて問い合わせをお願いいたします。
夏時間終了時に発生する事象4
メール効果レポート「最初のアクティビティ」の時刻が1時間ずれる
・標準時にレポートを参照すると夏時間の期間に配信されたメールアセットの「最初のアクティビティ」が1時間遅い (10:00 の配信が 11:00 配信と表記される)
・夏時間にレポートを参照すると標準時の期間に配信されたメールアセットの「最初のアクティビティ」が1時間早い (10:00 の配信が 9:00 配信と表記される)
事象4の回避策
残念ながらこの問題の回避策はありません。表記上の問題のため、それぞれ1時間ずれているものとしてレポートのご利用をお願いいたします。
根本的な修正について
これらの問題が発覚した後、開発部門であるエンジニアリングチームと協業して修正に取り組んできましたが、夏時間の切り替えに関する機能は非常に複雑な構成となっており、米国中部時間以外の全てのタイムゾーンに対応するためのコードの変更量が非常に多いため、他の機能に及ぼす影響範囲の大きさや想定しない動作発生のリスクの高さから修正が見送られています。
