さて、Adobeに買収されましたね(ユーザー視点) | Community
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Taishi_Yamada
Level 6
September 21, 2018

さて、Adobeに買収されましたね(ユーザー視点)

  • September 21, 2018
  • 5 replies
  • 434 views

みなさん、こんにちは、

既にアナウンスをご覧になった方も多いと思いますが、Adobe社がMarketo社の買収を発表されましたね。

手続きは2018 Q4までを目処ということなので、まだしばらく続くと思います。

ちなみに、昨日、私はたまたま、Adobe社のMA/DMPに関するセミナーに参加してたところだったので、丁度タイムリーでした。

私はユーザーの立場なので、勝手に色々言いますが、「使ってるサービスベンダーが買収された?!」というイベントを体験されるのが初めてな方に簡単にご説明を。

とりあえず、ユーザーの立場としては「へぇ~」くらいで一旦冷静に静観しましょう。マルケト社(ないしアドビ社)の担当者に問い合わせをしたところで、社員のみなさんは、ほとんど何も情報を持っていないはずなので無意味です。(社員のみなさんが悪いわけでなく、買収というイベントは、そういうものなので・・・。)

↓恐らく、現時点では、このAdobe社において本件の責任者にあたるこちらの方の投稿が全てなので、気になる方は、こちらを一度読まれると良いと思います。

Adobe Expands Customer Experience Leadership with Addition of Marketo | Adobe Blog

(買収された側ではなくて、買収した側のメッセージを読む。のが大事です。彼らが何故それを欲したのか?を知るという意味で)

ということで、以下、ますます勝手な個人的見解ですが、ご参考までに。

今回の買収ですが、ここ4,5年、着々と広く「マーケティングプラットフォーム(フォレスターあたりはMarketing Management Suiteと読んだり、Enterprise Marketing Management Suiteなんて呼んでますね)」の世界で地位を確立しているAdobe社が、ついに、今までは「B2C」にとどめていたところを、「B2B」の領域にまで本格的に進出する意思表示をした。というのが一番大きなポイントだと思います。

Adobeの製品群をご存知の方は、「あれ?Adobeって、既に"Adobe Campaign"というMAP:Marketing Automation Platform(MA)を持ってるよねぇ?なぜ、Marketoも必要なの?」と思うかもしれません。実際、Adobeは何年間前に当時のNeolane社を買収してMAPを手に入れ、名前をAdobe Campaignと買えて絶賛販売中です。ちなみにAdobe Campaignは、他のMAPと比べても十分によく出来た競争力のある製品です。ただし、基本的にAdobe Campaignはfor B2Cなのです(簡単にいえば、Email・メッセージ配信という意味では大差ないが、B2BのCRMとの組み合わせた設計や、B2BにおけるBuying Phase、Buying Group、Account管理といった点を想定した設計になっていない)。

他方、Marketoは(少なくとも世界的には)for B2BのPlatformとして名が知れていますし、B2B Enterpriseの顧客も多くもっています。そして、Marketo社が今年買収していたBizibleもB2BのAttribution AnalyticsのツールとしてTopベンダーであり、Adobe社が持っていない魅力的なツール&顧客です。なので、実はこのあたりのMarketoの主力アイテムが、Adobeの「B2B本格進出」に丁度ハマるというわけです。

私は個人的に今回の買収は、自社のプラットフォーム(Technology Stack)を強化する戦略上で、Adobeへの統合を進めると、本格的な統合プラットフォームを比較的Easyに実現できる。という面白い選択肢を提供してくれる一方で、複数のベンダーを組み合わせてプラットフォームを組み上げる、という積み木を楽しめなくなる部分もあるので、まぁ、一長一短に思っています。

とりあえず、マルケトの名前(製品名)が、Adobeに統合されて何になるか?というクイズを楽しみながら、買収にともなう統合を見守りたいと思います。(最近のAdobeは、買収した製品名をそのまま使うことはしておらず、基本的にRenameしますんでね。。。昔はDreamwaverのように名を残す場合の方がむしろ多かったですけどね。。。。)

最後に、丁度、来週火曜日にユーザーウェビナーを行います。ので、その場でも、もし参加者の興味が多ければこの点も少し触れようかなと思います。

多数のご参加、おまちしております。

↓ウェビナーのご案内&お申込みはこちらになります。

https://nation.marketo.com/events/2594

-Yamada

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5 replies

Level 2
September 21, 2018

投稿はやっ!

AdobeのSuitesに組み込まれ、Adobe IDでログインして、みたいになるんでしょうねぇ・・・

そうすると、Adobe系との連携は良くなるんでしょうが、Salesforce他の3rd Partyのシステムとの連携がやや心配になります。

こちらでは使っていないので問題ないんですが、Adobe Campaignとやらの重複とどう棲み分けていくのか見ものとおもっていたのですが・・・

Yamadaさんの投稿を拝見して、ちょっとイメージが湧いてきました。

そして、ユーザー目線としては、何より、Adobeの価格体系になり、結果的に価格が上がらないか心配、とちょっとだけ牽制させていただきます。

Taishi_Yamada
Level 6
September 21, 2018

@Ryosuke Harada さん、こんにちは

Salesforceとの連携を避けてB2BのMAは存在できないので、流石にそこは維持されると信じるしか無いですね。

(個人的にはその先があるとも予測したくなりますが、ちょっとまだ飛躍しすぎかな。。。。)

Adobe Campaignは今の所は完全にB2C仕様なので。。。。(と言いつつも、ここだけの話、アチラの方がGUIの操作性や標準搭載のAnalytics機能は進んでますよ)。

MA本体はともかく、Marketoが周辺で拡張してきたWeb PersonalizationやContent AIあたりなんかは、Adobeの既存ソリューションに統合されるような気がしますね。。。前者はAdobe Target。後者は。。。。比べるのも可愛そうなくらいですが、Adobe Senseiのエンジンを使っての作り直しな気もします。

Adobeの中でDMPと定義しているAdobe Audience Managerあたりとの組み合わせは期待できそうです(Adobe Campaignは既にAdobe Audience Managerと統合して簡単に使えるようになってます)。でも、恐らく本気で使うとなると、高額のAdobe Analyticsも併せて買ってくださいね。となりそうですが。。。

話戻してマルケトについていうと、フォレスターが去年あたりから結構わかりやすく評価を下してましたけど、Marketoが単体で生き抜くのに将来危なかったのは、完全に機械学習で出遅れてしまったところです。その点、Adobeは対マーケティング用としての機械学習では取り組み進めてますからね。今の所で機械学習の主たるところはAdobe CC側(Photoshopとかの方)の製品群での活用がとても際立ってますが、既に基礎的な実装はMarketing Cloud側でも実現しているようなので、少なくともスタートラインに立ってますからね。(でも、私の見立てだと、Googleが実現しているレベルほどには洗練されてないですね・・・。まぁ、さすがのGoogleとしかこの点では言いようがない)。

2008年ころの約10年前に、当時のMarketo/Eloquaが、すごく端的に言うと「スマートリスト」(=マーケティング担当者が、自らリレーショナルデータベースに対して超簡単GUI操作でQueryを好きなようにできる)という改革をもたらしたわけですけど、そのスマートリストのアドバンテージが10年で寿命だった。ということでしょうね(日本ではここ数年みたいな印象ですが、日本が遅れていただけなので・・・・)。

>>Adobeの価格体系になり、結果的に価格が上がらないか心配

単体で価格がどうなるか?はともかく、本格的に力を発揮しよう!と思うと、Adobe Audience Manager(DMP、主に2nd/3rd partyデータ管理)、Adobe Target(WebはApp上でのパーソナライゼーション)、Adobe Launch(平たく言えばTag Manager)、Adobe Analytics(平たく言えばGoogle Analytics)、さらにはAdobe Experience Manager(Web CMS)、さらにAdvertising Cloudの製品群に、さらにさらに。。。。と。

それだけの投資が見合う組織には良いことあると思います。ただ、総じて現状の日本のB2Bマーケティングにおいて、そこまで投資が伴うか?は、結構難しそうですねぇ。。。。

あと、1つハッキリ言えちゃうのは、Adobeの製品を担いでいる代理店・販社が、これまた高額な費用を請求されるところばかりですからね(費用に伴ったサービスをしてくれていると思う、思わないはともかく)。そしてAdobe社は相当大手企業でないと直接取り引きはしてくれないケースも多いと思います。むしろ、製品・サービスそのものより、私はそちら(販社)のほうがネック&心配な気がしますね。。。

私は戦略的にパートナー挟まない(=自社運用)主義ですけど、そう戦略とれない場合は、結構つらいかもしれないなぁ。。。と思ったりしてます。

雑談ということで。。。

-Yamada

Level 2
September 24, 2018

@Taishi Yamada​

Smart List/Program ってデータベース操作として革命的だったんですね。

私はMarketoから、この業務に入ったので、ある意味当たり前に使っていますが・・・

確かに昔はSEがSQL書いての世界だったのでしょうし、考えるだけで悪寒が。

私も、Scoringに限界を感じており、Marketoのデータをだして、機械学習系にかけて、Marketo や Web広告に反映したい、と考えていました。

妄想的にですが、それをSenseiエンジンかその他Adobe系ソリューションがやってくれる・・・と想像すると熱くなります。

まあ、あまり妄想していてもしょうがないので、続報を楽しみにしておくことにします。

@Wataru Goto​

Taishi_Yamada
Level 6
September 24, 2018

@Ryosuke Harada さん、こんにちは

>>確かに昔はSEがSQL書いての世界だったのでしょうし、考えるだけで悪寒が。

SQLという魔法を使える社内でも希少な人(=エンジニア)に、1つ1つのスマートリストを依頼し、しかも依頼する度に嫌がられ、そして依頼したスマートリストを受け取るまでに平気で数日から1週間かかる。さらに、今度は送ったメールの結果データを、そのデータベースに取り込んでもらうために、また依頼して。。。

・・・。いやぁ、想像しても絶望しかないですね。

>>私も、Scoringに限界を感じており、Marketoのデータをだして、機械学習系にかけて、Marketo や Web広告に反映したい、と考えていました。

まぁ、そうなりますよね。私も最近は「機械学習」そのものラーニングと、マーケティングコミュニケーションにおける活用の見極めに時間を使ってますね。自宅の環境で、いくつか実験的に機械学習をするプログラムを書いたりして実験つつ、結構深めに理解しながら、おおよそ、”活用の範囲”は見定められたので、「(機械が出来ないから)人で伸ばすべき」ところと「機械の可能性を、より模索すべき」に分けて、マーケティング組織の多くの人には「人で伸ばすべき」点をより効果的に集中してもらって、一部の機械側に近しい人達とは、機械の可能性を模索する。という感じに全体としてなるよう、上なり横なりを促しています。

>>妄想的にですが、それをSenseiエンジンかその他Adobe系ソリューションがやってくれる・・・と想像すると熱くなります。

どう控えめにみても、AdobeのHQで、このあたりの戦略を描いている人は、間違いなくその光景がものすごくハッキリ見えてそうですね。必要なものを自分たちで作りつつ、買収でさらに集めつつ、と、明らかに「策」を感じますね。対機械学習でいえば、彼らの策が他と違ってウマいのは、機械学習(特にディープラーニング)を「クリエイティブクラウド(PhotoShopとかとか)」の製品群でまず立ち上げたところですね。画像認識が中心ですが、そこでまず基礎を作り上げている。その上で、マーケティングクラウド側にも、それを生かし初めている。と。

機械学習って、やると分かりますけど、今までとコンピュータとの関わり方がカナリ違うんです。使う方(プログラムする方)もそうですが、演算させるコンピュータそのものも、求めらるものが違う。。。と。でも、コアとなる「ディープラーニング」という部分でいうと、画像認識でも、マーケティングの最適な何かを導き出すにも、今のところは使うのは、どっちも似たような「コンピュータ」&「似たようなアルゴリズム」なので、共通化する部分も多いので、どっちも使えるのは一石二鳥みたいなもんです。(そして、一石一鳥のフツーの作戦だと投資が見合わない・・・。)

マーケティングで生きる人として考えたとき、そろそろ2020年代になりますが、2000年代は当然として、2010年代までの考え方&手法でも、今後は相当にキツイですね。。。。国内市場ダケならともかく、海外市場で競争力維持するには、出遅れたくないなぁ。。。というのが個人的に思ってるところです。

間違えると、下手にお金と時間を浪費して効果でず。。。&うまくやれているところに大負けする。ってなりそうですね(そして、投資できない組織はスタートラインにすら立てない。。。。かな)。

ま、雑談はこのくらいで

Level 2
September 26, 2018

さすが、Champion of Japan Marketo Champions !

Marketing Automation x 機械学習をすでに研究・実践され、その上で「人で伸ばすべき」・・・というところまでの到達力に、シビれあこがれます。

この投稿を見れている人は少なくともスタートラインに立っているはず。

切磋琢磨していきましょう。