さて、Adobeに買収されましたね(ユーザー視点)
みなさん、こんにちは、
既にアナウンスをご覧になった方も多いと思いますが、Adobe社がMarketo社の買収を発表されましたね。
手続きは2018 Q4までを目処ということなので、まだしばらく続くと思います。
ちなみに、昨日、私はたまたま、Adobe社のMA/DMPに関するセミナーに参加してたところだったので、丁度タイムリーでした。
私はユーザーの立場なので、勝手に色々言いますが、「使ってるサービスベンダーが買収された?!」というイベントを体験されるのが初めてな方に簡単にご説明を。
とりあえず、ユーザーの立場としては「へぇ~」くらいで一旦冷静に静観しましょう。マルケト社(ないしアドビ社)の担当者に問い合わせをしたところで、社員のみなさんは、ほとんど何も情報を持っていないはずなので無意味です。(社員のみなさんが悪いわけでなく、買収というイベントは、そういうものなので・・・。)
↓恐らく、現時点では、このAdobe社において本件の責任者にあたるこちらの方の投稿が全てなので、気になる方は、こちらを一度読まれると良いと思います。
Adobe Expands Customer Experience Leadership with Addition of Marketo | Adobe Blog
(買収された側ではなくて、買収した側のメッセージを読む。のが大事です。彼らが何故それを欲したのか?を知るという意味で)
ということで、以下、ますます勝手な個人的見解ですが、ご参考までに。
今回の買収ですが、ここ4,5年、着々と広く「マーケティングプラットフォーム(フォレスターあたりはMarketing Management Suiteと読んだり、Enterprise Marketing Management Suiteなんて呼んでますね)」の世界で地位を確立しているAdobe社が、ついに、今までは「B2C」にとどめていたところを、「B2B」の領域にまで本格的に進出する意思表示をした。というのが一番大きなポイントだと思います。
Adobeの製品群をご存知の方は、「あれ?Adobeって、既に"Adobe Campaign"というMAP:Marketing Automation Platform(MA)を持ってるよねぇ?なぜ、Marketoも必要なの?」と思うかもしれません。実際、Adobeは何年間前に当時のNeolane社を買収してMAPを手に入れ、名前をAdobe Campaignと買えて絶賛販売中です。ちなみにAdobe Campaignは、他のMAPと比べても十分によく出来た競争力のある製品です。ただし、基本的にAdobe Campaignはfor B2Cなのです(簡単にいえば、Email・メッセージ配信という意味では大差ないが、B2BのCRMとの組み合わせた設計や、B2BにおけるBuying Phase、Buying Group、Account管理といった点を想定した設計になっていない)。
他方、Marketoは(少なくとも世界的には)for B2BのPlatformとして名が知れていますし、B2B Enterpriseの顧客も多くもっています。そして、Marketo社が今年買収していたBizibleもB2BのAttribution AnalyticsのツールとしてTopベンダーであり、Adobe社が持っていない魅力的なツール&顧客です。なので、実はこのあたりのMarketoの主力アイテムが、Adobeの「B2B本格進出」に丁度ハマるというわけです。
私は個人的に今回の買収は、自社のプラットフォーム(Technology Stack)を強化する戦略上で、Adobeへの統合を進めると、本格的な統合プラットフォームを比較的Easyに実現できる。という面白い選択肢を提供してくれる一方で、複数のベンダーを組み合わせてプラットフォームを組み上げる、という積み木を楽しめなくなる部分もあるので、まぁ、一長一短に思っています。
とりあえず、マルケトの名前(製品名)が、Adobeに統合されて何になるか?というクイズを楽しみながら、買収にともなう統合を見守りたいと思います。(最近のAdobeは、買収した製品名をそのまま使うことはしておらず、基本的にRenameしますんでね。。。昔はDreamwaverのように名を残す場合の方がむしろ多かったですけどね。。。。)
最後に、丁度、来週火曜日にユーザーウェビナーを行います。ので、その場でも、もし参加者の興味が多ければこの点も少し触れようかなと思います。
多数のご参加、おまちしております。
↓ウェビナーのご案内&お申込みはこちらになります。
https://nation.marketo.com/events/2594
-Yamada